バイクが倒れたら起こせる?必見テクニック
自分の愛車が倒れた時にバイクを起こすことはできますか?
普通自動二輪免許を取る際、教習所の最初のテストとして行われることが多い「バイク起こし」
しかし、バイク起こしは車種によって様々で重量にも大きな差があります。
ツーリングで不意に転んでしまった場合、一人でバイクを起こせないとそのまま道路に立ち往生してしまいます。
周りに人が居てくれれば、助けてもらうことは出来ますが、山の中や田舎道ではそうは行きません。
そんなトラブルに見舞われても、ちょっとしたテクニックさえ持っていればバイク起こしは簡単なのです。
バイク起こしに何が必要?
バイクはメーカーや車種によってサイズや重量も様々で、その車両にあった方法を使わなければバイク起こしは出来ません。
そこで、ここではバイク起こしに必要なテクニックをご紹介したいと思います。
・愛車の車両タイプを理解しておく
教習所でバイク起こしを行う場合はネイキッドモデルが多いと思いますが、実際のバイクがどのタイプのバイクであるか構造を理解しておく必要があります。
車両によって重心が違うため、一番力の伝わりやすい方法を知っておくことで小さな力でもバイクが起き上がるようになるのです。
・ある程度の筋力と柔軟性
テコの原理を利用することで、少ない力でバイク起こしを行うことが可能ですが、少ない力と言ってもある程度の筋力は必要です。
コツさえ掴めば女性でも問題なくバイク起こしは可能ですが、愛車を自分で押せる程度の力と下半身の柔軟性を高めておきましょう。
・自宅やガレージで人をつけて練習する
自宅にスペースのある人なら、家族や友人など、力のある人と一緒に自分のバイクを起こす練習をしてみましょう。
愛車を起こす際にどんなことが必要かあらかじめ知っておくことで、実際のトラブル時にも慎重に対処することが出来ます。
実際にバイク起こしをしてみよう
ここではバイク起こしの手順を紹介していくので参考にしてみて下さい。
1. バイクを倒してしまった場合は、周囲に危険がないかチェックする
バイク起こしを行う場合は、周囲に異物や危険箇所があると二次災害のリスクが高まってしまうので、バイク周辺に危険がないかしっかりチェックしておきましょう。
2. エンジンを切り、キルスイッチをONにしておく
力をかけている時にエンジンが始動してしまうと非常に危険です。
余計なトラブルを回避するため、キルスイッチをオンにして鍵を抜いておきましょう。
3. ギアをローに入れておく
バイクを起こす場所に勾配があると、バイクを起こした際に車両が移動してしまう危険性があります。
そういった危険性を回避するためにもギアをローに入れてからバイク起こしを行いましょう。
4. ハンドルを路面側に切っておく
力を掛けやすくするためにハンドルを倒れてしまった路面側に切っておきましょう。
5. ハンドルとリアフェンダー(リアシート)を掴み、膝を曲げ下半身で持ち上げる
ハンドルとリアフェンダー側の掴みやすいポイントを掴み、体を車体に近づけ、膝を曲げて腰から持ち上げるような体制で車体を持ち上げます。
この時に腕だけで持ち上げようとしないで下さい。腰や腕を痛める可能性があります。
6. 車体を起こしたらサイドスタンドをかけ、車両のチェックを行う
バイクを起こすことが出来たら、各部品のチェックとオイルやクーラントの漏れなどをチェックして以上がないか確認しましょう。
絶対に無理をしないこと
バイク起こしはコツを掴めば難しいことではありませんが、慣れていない間は体を痛める可能性のある行為なので、無理をして二次被害を起こさないようにしましょう。
どうしても一人で対処できない場合は近くの方に助けを求めたり、ロードサービスを利用するなどして解決方法を探しましょう。