バイクの税金事情


バイクにかかる税金は2つ

バイクには軽自動車税と、自動車重量税の2つの税金がかかります。
まず軽自動車税ですが、これはバイクや軽自動車の所有者が、市町村などの自治体に支払う税金です。
一方の自動車重量税は車両に重量に応じて課せられる税金で、こちらは国に支払う国税となります。

排気量によって異なる支払額

軽自動車税も自動車重量税も、排気量によって支払う金額が決められています。

オートバイの区分けは50cc以下、50cc超90cc以下、90cc超125cc以下の原動機付自転車、125cc超250cc以下の二輪の軽自動車、250㏄超の二輪の小型自動車の5種類です。

軽自動車税の税額は50cc以下と50cc超90cc以下が2,000円、90cc超125cc以下が2,400円、125cc超250cc以下が3,600円、250㏄超が6,000円です。

一方、自動車重量税の税額は原動機付自転車は重量税がかからず、すべての排気量で無料です。
125cc超250cc以下が、購入時のみの支払いで3,600円。
250㏄超が年額1,900円~2,500円です。
250㏄超の場合、初年度登録から13年未満のバイクは1,900円、13?17年経過しているバイクは2,300円、18年以上経過しているバイクは2,500円となります。

バイクを手放すときは3月31日までに手続きしよう

軽自動車税は、4月1日現在のバイクや軽自動車の所有者に課せられる地方税で、管轄の市町村が4月1日時点の所有者に対して、納税通知書を郵送します。
納税通知書に支払期限が記載されていますから、支払期限までに納付しましょう。
納付場所はコンビニや金融機関、各自治体の役所などで行います。

もしバイクを売る場合、4月2日に売却や廃車にしたとしても、4月1日時点の所有者とみなされるので、現在所有していないバイクの税金まで支払うことになります。
バイクの売却は廃車手続きは、3月31日までに終わらせておきましょう。

また、軽自動車税を滞納すると、延滞金が課せられるので注意してください。

自動重量税の支払い時期は、125cc超250cc以下のバイクの場合は、バイクを購入したときに自動車重量税を支払えば、それ以降は支払う必要はありません。
251cc超のバイクの場合は、車検時に支払います。

このようにバイクには2つの税金があり、支払い方も異なります。
自動車重量税はバイク購入時や車検時に支払うので、忘れることはないでしょう。
軽自動車税の場合は、納税通知書が届いたらすぐに支払い期限を確認して、期限までに納付しましょう。
税金の納付は、バイクを持っている人の義務です。
納付日にお金が足りないといった事態に陥らないように、しっかりと予算を立てておけきましょう。
(2018年6月現在)