いつでもどこでも駆けつけてくれるロードサービス
ロードサービスとはバイクの故障などのトラブルがあれば、24時間いつでもどこでも助けに来てくれるサービスです。
ツーリングで何もない山道を走っているときに、バイクが故障して動かなくなったらどうすればいいでしょうか。
近くにバイクショップがあれば、頑張って押して行けるかもしれません。
しかし何もない山道を、延々とバイクを押して歩くのは無理です。
また、高速道路でのバイクの故障の場合を考えてみましょう。
高速道路でバイクを押して歩くのは非常に危険です。
日頃は何のトラブルもなくバイクを走らせていても、マシンはいつ何時、思いがけないトラブルが発生するかわかりません。
このようなときに備えて、ロードサービスは入っておくに越したことはありません。
信頼のJAFときめ細かなサービスのJRS
ロードサービスは保険会社などさまざまな企業が提供していますが、日本で有名かつ利用者が多いのはJAF。
また、最近ではJRSも人気が伸びています。
JAFは一般社団法人日本自動車連盟が行っているロードサービスで、年中無休で車やバイクの救援活動を行っています。
JAFに救援要請を依頼する件数は、年間で238万件、毎日約13.2秒に1件の需要があります。
JAFでは大量の需要に応えるために、235か所に拠点を設け、2,398名の隊員が訓練や研修を行ってサービスの質を高めています。
JAFが活動をはじめのは1963年。
50年以上の実績があり、信頼度はナンバーワンです。
JRSは日本ロードサービス株式会社が運営するサービスです。
営業を開始したのは、1996年。
当時JAFしか選択肢のなかったロードサービス分野に、民間企業として初参入し、国内全域に及ぶネットワークを構築して、国内のどこにでも駆けつけることのできる仕組みを作り上げました。
どちらも会員に加入して入会金と年会費を支払うと、さまざまなサービスを無料で利用できます。
どちらも365日24時間、全国どこにでもかけつけてくれます。
入会料はJAFが2,000円、JRSの二輪ロードサービス会員の場合は1,080円。
年会費はJAFが4,000円、JRSの二輪ロードサービス会員の場合は2,160円です。
その場で対応できるトラブルなら、係員が対応してくれますが、修理工場でしか対応できない場合はレッカー車で持っていってくれます。
レッカー車での牽引料はJAFは15キロまで無料。
それ以降は1キロ超過するごとに、720円の費用がかかります。
JRSの場合は車の場合は15キロまで、バイクの場合は20キロまで無料。
それ以降は、有料となります。
またJAFにはないサービスとして、JRSでは宿泊費用・帰宅費用のサポートを行ってくれます。
信頼度が高く利用者も多いJAFですが、JRSでは年会費が安めに設定されているほか、アフターサービスも丁寧なのが特徴となっています。
(価格などの情報は、2018年時点のものです)