震災復興中の福島でツーリング
メディアでは取り上げられることも少なくなってきましたが、今でも震災の復興が続いている福島をツーリングします。
今回のルートとしては、まず常盤道の湯ノ岳PAからスタートとし、国道399号線を通って川内村、葛尾村、飯舘村、福島市と順に通過して東北道の足立太良SAをゴールとしています。
国道399号線は、警戒区域の外側を通るルートとなっています。
復興中の福島を走る
今も警戒区域は立ち入り禁止となっていて、中には林道に近いところもありますが国道399号線は大体が2車線で整備されていて、通行量もそんなに多くないので快走しやすい道路だと言えるでしょう。
走っていると、警戒区域への立ち入りについて書かれた看板を時々見かけます。
飯舘村周辺では、除染作業で出た土などが黒いビニールに入れられ、置かれているのを見ることがあります。
放射線量が減ったことを示すテープなどを見ることもあり、こういった物を見かける度に自分が走っているのは今も復興が続く被災地なのだ、ということを実感します。
景色が良く、走りやすくてツーリングにはぴったりの場所なので、まだ放射線などを気にして訪れていない人がいるのであれば、勿体ないと感じます。
なお飯舘村の役場は、震災当時にテレビなどで村長さんが出演し、福島の状況を伝えていたので、見覚えがあるという人もいるかもしれません。
飯舘村からは霊山を通り、福島市へと向かいます。
旬になれば豊富な果物が美味しくなり、食も楽しむことができます。
福島市内では、あまり震災の影響を感じないところが多くなっています。
その後、東北道の安達太良SAまで走り、そこから見る安達太良山は本当に綺麗でした。
福島の支援をするのに色々とできることはありますが、ライダーが最も簡単にできるのはやはりツーリングなどで出かけて行き、地元で観光してお金を使い、賑やかにすることではないでしょうか。