バイクツーリングで山梨に行きたい


山梨ツーリングでおすすめのルート

山梨県は本州の中央部分に位置し、富士山をはじめとする美しい自然景観と歴史的な名所が数多くある地域として知られています。
山岳部に恵まれていることから、起伏に富んだ観光道路も数多く存在し、ライダーにとっては魅力のある地域として知られています。
中でも「大菩薩ライン」は見通しが非常によく、ヘアピンカーブが連続するため、腕試しをしてみたいライダーにとっては最適のツーリングコースと言えます。

大菩薩ラインは東京都八王子市から甲府市に至る国道411号の一部で、このうち東京と山梨の笛吹市に至る区間が大菩薩ラインという愛称で知られています。
大菩薩ラインの名称は標高2057mの「大菩薩嶺」から来ていて、途中には標高1716mの鶏冠山などもあり、森林浴をしながらライディングを楽しみたいライダーにとっては理想的なルートと言えるでしょう。

毎年、12月中旬から4月中旬にかけては冬季閉鎖になりますので、ツーリングのスケジュールを組む際には甲州市観光協会にあらかじめ問い合わせをしておくのがベターです。

山梨の見どころ

山梨には「日本の秘境100選」にも選ばれている「忍野八海(おしのはっかい)」があり、特異な自然現象が楽しめます。
忍野八海というのは富士山麓から出る伏流水が湧水池を形成しているもので、澄み切った青い水は見るだけで心が洗われるようです。
1934年には国の天然記念日に指定され、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として、2013年6月には世界文化遺産に登録されています。

忍野八海から見える富士山は忍野富士という名称で親しまれており、8月8日には守護神を祀る「八海祭り」も催されるなど、見どころが多い観光スポットです。
忍野には美味しい手打ちうどんが食べられる食事処などもありますので、食事時に合わせて行くのもおすすめです。
駐車場もいくつか用意されており、中でも「オサダ駐車場」は、川沿いの歩道から巨大に見える富士山を堪能できる絶好の観光スポットにもなっています。
オサダ駐車場の駐輪料金は、早朝から夕方までで100円です。

山梨にツーリングに行ったら立ち寄りたい場所

温泉が好きなライダーは、山梨にツーリングに行ったら山梨市矢坪の「ほったらかし温泉」に足を伸ばしてみるのも楽しいものです。
ほったらかし温泉は絶景露天風呂として有名で、甲府盆地と富士山の眺めが素晴らしい「こっちの湯」と、木の香りがする内風呂「あっちの湯」の2つがあります。
日の出前の朝5:00から22:00まで営業しているので、のんびりと湯船に浸かりながら日の出や日没を眺めると言った楽しみ方もできます。

ほったらかし温泉にアクセスするには、平均勾配6%の笹子峠を超えなければならず、ちょっと体力が必要です。