宮城でおすすめのツーリングルート
宮城県は海と山、そして河川の景色が楽しめるダイナミックなエリアです。
「蔵王エコーライン」や「牡鹿(おじか)コバルトライン」など、観光道路も整備されていますので、ぜひ一度ツーリングに出かけてみることをおすすめします。
晩秋から冬にかけてはかなり寒さが厳しく、積雪になるところも多いので、できるだけ初夏に訪れるといいでしょう。
牡鹿コバルトラインの正式名称は「宮城県道220号牡鹿半島公園線」、牡鹿郡女川(おながわ)町と石巻市鮎川浜間を走る一般県道で、延長34km、1996年から無料開放されています。
牡鹿半島にアクセスするには最高のルートで、海と山、両方の景色が楽しめます。
蔵王エコーラインのほうは蔵王町と山形県上山市を結ぶ観光道路で、全長は約26kmの一本道ですので、初心者ライダーにもぴったりです。
宮城の見どころ
宮城県といえば、県庁所在地の仙台市内には青葉城址など、数々の名所が存在します。
また、日本三景のひとつである「陸前松島」は、「松島やああ松島や松島や」と歌われたほどで、まさに絶景というにふさわしい、素晴らしい光景が広がっています。
松島には伊達政宗ゆかりの「瑞巌寺(ずいがんじ)」などもあり、一日中過ごしても飽きることがありません。
松島には食事処も多く、由緒のある旅館なども揃っていますので、松島までツーリングに出かけたら、ここで一泊するのもいいものです。
松島島巡り遊覧船に乗れば、変化に富んだ松島湾内をじっくりと鑑賞することもできます。
大型船に乗って湾内を一周する「仁王丸コース」は所要時間約50分、縄文時代の遺跡が発見された舟入島などの側を通る、興味深いコースです。
自然が好きなライダーなら、金華山に行ってみるのもおすすめです。
金華山は牡鹿コバルトラインのルートの途中にあり、鮎川から金華山までは観光定期船も出ています。
周辺には猫神社や黄金山神社、鹿島御児(かしまみこ)神社もあり、神社仏閣が好きな人には人気があります。
宮城のツーリングで立ち寄りたい場所
宮城にツーリングに出かけた際には、秋保(あきう)にもぜひ足を伸ばしてみたいものです。
秋保には日本三大名瀑のひとつとして名高い「秋保大滝」があり、落差55mの直瀑が鑑賞できます。
秋保は第29代欽明天皇が皮膚病を完治したお湯の出る温泉があることでも知られており、日本三御湯と謳われています。
泉質は無味無臭・無色透明の硫酸塩泉で、疲労回復や神経痛などに効果があると言われています。
秋保温泉には旅館も数多くあるので、県内をツーリングした後は、ここでゆっくりと体を癒すのもいいものです。
温泉のすぐ近くには「磊々峡(らいらいきょう)」と呼ばれる、奇観を呈する観光スポットなどもあり、自然を十分に満喫できます。