群馬ツーリングおすすめのルート

群馬県は首都圏からも比較的近く、週末を利用して気軽にツーリングに出かけられるというメリットがあります。
山岳部のワインディングロードが多い群馬の中でも、特にライダーたちの間で人気があるのが「志賀草津道路」です。
志賀草津道路の正式名称は「国道292号」、群馬県吾妻郡長野原町に端を発し、新潟県の妙高市まで至る長い道路です。

1970年に開通した志賀草津道路は、日本の国道としては最高地点の2,172mを通ることでも知られています。
標高の高い地点では、雲海が見られることも珍しくありません。
冬季は通行止めになりますので、交通情報をよくチェックしてから出かけることが大切です。
夏場でもかなり気温が低くなることがあるので、防寒具も忘れずに持参しましょう。

群馬の見どころ

群馬県は、自然豊かな景観と美しい山々が広がるエリアで、ツーリングに最適なルートがたくさんあります。
特に、沼田市から尾瀬に至る尾瀬ルートは、尾瀬国立公園の広大な湿原で自然に親しむことができるだけではなく、燧ヶ岳（ひうちがたけ）や至仏山（しぶつさん）などといった美しい山々の景観が楽しめます。
尾瀬ではトレッキングもできるので、自然愛好者はトレッキングシューズなどを持参するといいでしょう。

みなかみ温泉ルートも、群馬では人気のツーリングコースです。
沼田市からみなかみまでのルートは約40km、みなかみ温泉はもちろんのこと、谷川岳ロープウェイや諏訪峡大橋などの観光スポットが楽しめます。
アウトドアアクティビティも豊富に用意されているエリアなので、自然を満喫したいライダーにぴったりです。
パノラマビューを楽しみたいのであれば、榛名山ルートもおすすめです。

高崎市から榛名山に至るルートは約30km、榛名湖や榛名神社を始め、榛名山ロープウェイからは美しい景色を一望にできます。
榛名神社は延長5年（927年）に完成した『神名帳』にも登場する、非常に古くて由緒のある神社です。
境内からは土器も発掘されており、神社の由来は9世紀以前と考えられています。
榛名神社では年間を通して重大な神事が執り行われていますので、スケジュールを合わせていくのもいいかもしれません。

群馬ツーリングに行ったら立ち寄りたい場所

温泉が好きなライダーは、けっこう多いものです。
群馬までツーリングに出かけたら、温泉好きのライダーは必ず草津温泉に立ち寄りましょう。
日本三名泉のひとつに数えられる草津温泉は、強い酸性の泉質で有名です。
古くから薬湯として知られており、草津温泉名物「湯もみ」も体験できます。
湯もみというのは源泉が50℃近くの草津温泉で昔から伝わる独特の入浴法で、源泉の中に180cmほどの板を入れて湯をもみ、温度を下げるというものです。