普段と違う道になる
雨天のバイク運転は、路面が滑りやすく危険です。
特に轍にタイヤがはまると、車体がふらついてしまい、横転の可能性が増します。
また晴天に比べると雨天時は視界も悪くなります。
気軽に乗れるバイクですが、雨天は特に気を付けて運転する様にしましょう。
そこで、まずは日頃からメンテナンスを行うのが重要です。
特に注目すべき点はタイヤで、溝があるかどうか、空気はしっかりと入っているか調べましょう。
もし溝がなかったらすぐに交換し、空気は月1回は入れるようにしましょう。
長距離を移動する時は、空気圧のチェックをするとより安全です。
またヘルメットは頭部を衝撃から守るために必要ですが、雨天はどうしても周りが見えにくくなってしまいます。
周りが見えていないと危険に気づきにくくなる為、事故を起こす可能性が増すのです。
事故を未然に防ぐためにも、ヘルメットの手入れも日常的に行いましょう。
特にヘルメットのシールドは汚れやすく、傷がついてしまう事もあります。
汚れを発見したら、水拭きもしくは中性洗剤を使って取り除き、傷が沢山付いている時はヘルメットの交換、もしくはシールドの交換をします。
滑りやすい罠
メンテナンスと同じ位重要なのが、安全運転です。
狭い道でもすいすい走れるのでスピードを出しがちですが、焦って運転するのは危険なのでやめましょう。
特に雨天は路面が滑りやすくなっているので、急発進・急ブレーキでスリップしてしまう事があり、注意が必要です。
また雨天時は制動距離も停止距離も晴天時に比べて伸びてしまうので、ブレーキをかけてもすぐに停車できません。
何かあった時でもすぐに対応できるよう車間距離を取り、ゆっくりなスピードで走るようにします。
バイクは車体の大きさから狭い道でもすいすい走れます。
その為、渋滞の時も車の間をすり抜けて走ったり、路側帯を走行する事がありますが、雨天時は自動車を運転している人もバイクの姿が見えていない事があり、注意が必要です。
もしかしたら車が急に車線変更をしてしまう事もあるので、雨天時は車の間をすり抜けて走るのはやめましょう。
もう一つ注意すべきなのが、白線やマンホールのふた、横断歩道です。
どうしても道路を走っているとその上を走る事がありますが、雨天は滑りやすくなっているので注意しましょう。
また夜間はヘッドライトの影響で白線などが見えにくくなっています。
その上を走ると急に滑ったような感じになる場合もあるので、できるだけ車体は傾けず、ゆっくりと運転しましょう。