船とバイク
青い海に真っ青に澄んだ空、都会では味わえない美しい自然の中をバイクで滑走できたら、さぞかし楽しいだろうと思うライダーは多いはずです。
もっとも、沖縄在住の方なら容易にバイクで走れる道も、本州からバイク旅行に訪れるとなると移動手段に悩みます。
沖縄にいく基本的な手段は飛行機ですから、沖縄に愛車のバイクで行くのは無理とあきらめている方もいるかもしれません。
そんなときにおすすめなのが、カーフェリーによる船旅です。
まずは、沖縄行きのカーフェリーがどの港から就航しているか、リサーチしましょう。
港まではバイクで走ることになりますから、自宅からアクセスのいい港を選ぶか、もしくは、その場所までもツーリングを楽しむ計画を立てます。
カーフェリーは乗用車やバイクを預かる船室と、人が寛ぐ船室に分かれており、大きな船体で安定した走りをみせます。
どの港から出発するかにもよりますが、日本国内であれば1泊程度で到着することができるのです。
日中もしくは夕方に乗船し、一晩過ごせば、翌朝には沖縄へと到着できるでしょう。
船の中でゆっくり休んでエネルギーを蓄え、朝いちでバイクを下して、沖縄の道を滑走です。
沖縄には随所に海の上をまっすぐに走る道路が見られます。
島々を転々と
沖縄には飛行機を使っていく島々のほか、陸路で繋げられた小さな島も点在しています。
こうした島に渡るための道路は、まるで海の上を走っているかのようです。
どこまでも続く吸い込まれるような空と、眼下にはコバルトブルーやエメラルドグリーンの美しい海が続き、この上を一直線に愛車のバイクで走る喜びは、都会では絶対に味わえないものでしょう。
美しい海を渡り、白い砂浜やプライベートビーチのような手つかずの浜を見つけては、バイクを停めて、砂浜を歩いたり、自生する美しいサンゴを眺めることができます。
島内を巡ると、屋根に魔よけのシーサーを配した沖縄独特の家が建ち並び、遠い昔にタイムスリップしたような光景が広がります。
また、農村部ではサトウキビ畑がどこまでも広がり、美しい緑の光景もバイクを走らせながら眺められることでしょう。
沖縄をバイクで走る楽しみの1つとして、行く先々で楽しめる沖縄グルメがあるのです。
島内には車やバイクを使わないと行けないようなスポットに、人気のジェラートショップや、揚げたてのサータアンダギーなどを販売するスイーツショップ、レストランが点在しています。
こうした情報を集めて、立ち寄るのも楽しみの1つです。