バイクを購入して公道や、125cc以上のバイクに乗って高速道路などでの走行を楽しむには、中型二輪以上の免許の取得が必要です。
また、この免許さえ持っていれば、一般生活の中でバイクに乗るために必要な技術は会得しているということになりますから、例え、日本一周などの長距離ツーリングをするとなっても、特殊な免許が必要になることはありません。
しかし、バイクをサーキットで走らせることを考えたり、レースに参加したりする際には、特別習い線が必要とされる場合があります。
特に、今後レースの世界で勝負がしてみてみたいと考えている方や、趣味の範囲内でモトクロスのレースなどに挑戦してみたい場合にはライセンスの取得が必要となります。
バイクのライセンスについて
ライセンスの中で、特に知られているものは日本モーターサイクルスポーツ協会が発行している各ライセンスです。
この協会は通称MFJと呼ばれており、バイクに関するライセンスの発行を行っており、このライセンスを所持することで、全国のレースやシリーズに参戦することが可能となります。
ライセンスの種類は、行っている興じによっても様々で、オンロードレーシング用のライセンスやオフロードのライセンスの中でも一般的なモトクロスなどをはじめとした複数のライセンスがあります。
モトクロス以外には、エンデューロという、不整地の大きなサーキットで耐久レースを行う競技や、スピードやタイムではなく、障害物を配置したコースでマシンの操縦技術を競い合うトライアルと言った競技にかんしてもMFJでライセンスを取得することによって、選手権などへの参加権を得ることができるようになります。
ライセンスの取得のために必要なこと
バイク競技のライセンスを取得する際に必要となる免許は、実は原付免許からでも問題ありません。
取りたいライセンスにもよりますが、モトクロスなどは競技自体が50ccから楽しめるようなものが開催されることもあります。
なによりも、レーシングで走るサーキットは、公道ではないため、本来は違法とされるようなカスタムやチューニングを施したり、自身の持っている免許よりも大きな排気量を持つエンジンを積んだマシンに乗りこんでレースに参加しても問題に問われることはほとんどありません。
また、モトクロスやスーパーモタードといった競技では、小さな子供でまだ免許を取得することができないような年齢のころからサーキットで練習を重ねたりレースに出場するなどして経験を積み、16歳になると、一般の二輪車免許とともに、ライセンスを取得するということも可能です。
実際にこのような方法で、多くのプロのレーサーがライセンスを取得しており、小さな頃から続けてくることで培った技術をもとに世界を舞台で活躍する、国際A級のライセンスを取得している方もいます。