モトクロス


モトクロスとは?

一般的に、土のフィールドで人工的に作った周回コースを走行するのがモトクロスです。
オフロードを走る際の、1番基礎的な部分を学ぶことができます。
レースフォーマットが基本になっていて、30人くらいでフルグリッドにて同時スタートをし、定められた時間内でその順位を競います。
この時間は、大体が15分から35分くらいで、一般的にトップの人が規定の時間を過ぎた時点から数え、1周か2周でゴールとなります。
最終的に1着でゴールした人が勝ちとなり、比較的シンプルなスタイルです。

モトクロスの詳細

路面は砂(サンド)から硬質(ハードパック)まで、幅広い質になっています。
モトクロスと聞くとジャンプもあるものだと思う人が少なくないのですが、ホビーとして見るとジャンプは必須要素ではないだけでなく、中にはそういった設定がない河川敷のコースもあります。
もちろん、ジャンプを飛ぶことができれば非常に面白いのですが、レースでなければ飛べなくても特に問題はありません。
本格的にレース参加しようというのではなく、また慣れれば誰でも楽しむことが出来るのがモトクロスの良いところではないでしょうか。
反対に、レース参加するとなると、他の参加者はモトクロスレーサーとなりますし、独特な横一線でのスタートとなるので、ハードルは高くなります。

草レースだとトレール車クラスもありますが、練習や慣れは必要になります。
なお、モトクロスではスタートからゴールまで基本的に足を着けないものなので、マシンの足つき性の良し悪しはほとんど関係ありません。
公式、常設コースが全国にあるので、オフロードバイクでの遊び方としては、難易度は低い方だと言えます。
レース志向でタイムを競うことなどに重点を置くのではなく、造成されたオフロードコースでゆっくり走る、ということを意識するとそんなに敷居は高くないのです。
トレール車での走行には、灯火類のテーピング処理、保安部品を外す、自身を守る装備が最低限必要になり、エンジンストップ機能がサイドスタンドにある場合は、このキャンセル作業もしなければなりません。

モトクロスで必要なもの、注意

安全基準をクリアできているヘルメット、しっかりしたグローブ、ゴーグル、脛までガードできるオフロードブーツ、膝(気になるなら肘用も)ガード、転んだり汚れたりしても良いような衣類を装備します。
さらに、小型の空気入れ、転倒時にレバー類が折れるケースもあるため左右のスペアレバー、その交換用に工具などもあると安心です。
トレール車で参加する場合は、これらに加えてさらに色々と準備、用意が必要になるので事前にしっかり確認しておきましょう。

注意としてはまず、基本的にコースではレース志向の人が走っているため、転倒したらすぐに安全を確保します。
特に、コーナー先やジャンプの着地では見通しが利きづらいため、より注意しなければなりません。
必ず一旦マシンから離れ、周囲を確認します。
速いライダーが周りにいても、スピードは無理に上げないようにします。
誰でも最初は初心者ですから、自分なりのペースを守って安全に楽しみましょう。