林道を走る際の注意点


手軽とはいえ事故やけがには要注意

オフロードバイクを楽しむための一つの方法に、林道ツーリングがあります。
林道ツーリングとは、山林作業をする人が使用している道をバイクで走ることです。
山林作業者が使用する林道のほとんどが未舗装道路であり、オフロードバイクを楽しむにはピッタリの場所であるとも言えます。
通行のためにコース料金がかかることもなければ、日本全国の様々な場所に林道は点在しているので、最も手軽で簡単に始めることのできるオフロード遊びとも言えるでしょう。

林道を走るのは簡単にできるオフロード遊びとはいえ、やはり事故やケガには十分注意が必要です。
未舗装道を走行する時は、舗装された道路とは違ってかなり滑りやすくなっています。
特に初心者の場合には転倒する恐れも多いので、気をつけましょう。
もちろん誰でも転倒する可能性はあるので、林道を走る際には安全基準をしっかりと満たしているヘルメットを着用することはもちろん、手をケガから守るためのグローブや足をケガから守るための膝ガードなども着用しておくと良いでしょう。

林道はあくまでも公道の一つなので、事故などが発生した場合には救急隊が駆け付けるまでには時間がかかります。
また、転倒したところにどんな障害物があるかもわかりません。
オフロードでも、整備されたコースを走るのとは全く違うことであるという意識をきちんと持っておくようにしましょう。

確実に安全で走ることが最も大切

林道を走る場合には「公道を走っている」ということを決して忘れないようにしましょう。
公道はサーキットなどとは違い一般車も通行しますが、それは未舗装の林道であっても同じです。
林道では特に山林で作業をする人たちが通行します。
事故に巻き込むことなどは絶対にあってはならないことですし、迷惑をかけるようなこともあってはなりません。

そのため、スピードを出しすぎるような運転やコーナーで対向車線にはみ出すような行為は絶対に避けましょう。
確実に安全に走ることが最も大切なことです。

このことは、見通しが良いように思える道であったとしても同じです。
路肩が崩れていることもあれば、地盤が緩んでいることもあるでしょう。
特に何回も訪れているような林道を走る時には、慣れから気が緩むこともあるので注意が必要です。

もう一つ確実に準備しておきたいのは故障などへの備えです。
林道はメカニックが常駐するオフロードコースとは違うので、もしもバイクが故障した場合、自分で応急処置をしなければ何時間も立ち往生することになっていまいます。
空気入れやその他、最低限の修理キットを常備しておくようにしましょう。
また、何時間か待つこともあるということを前提に、食料や防寒具も準備しておくことも知恵の道です。