女性白バイ隊員の走行競技の模様を収録
今回紹介する動画は、全国白バイ安全運転競技大会2022の模様について収録したものです。
大会は3日間にわたって開催されたのですが、3日目に開催された「傾斜走行操縦競技・女性の部」の模様を収録した動画になります。
傾斜走行操縦とは、いわゆるスラロームのことです。
2022年はコロナ禍の影響で、無観客にて開催されました。
そこで少しでも多くの人に競技会の模様を見てほしい、すべての参加者の運転技術についてみてもらいたいということで、32分のかなりのボリュームの動画になっています。
さすがにすべての参加者の模様をフォローはできていませんが、できるだけ多くの隊員の運転技術を見てほしいという思いが伝わってきます。
参加者の家族や関係者の中には、「応援したかったけれどもかなわなかった」と残念に思っている人もいるでしょう。
そんな人にこの動画はおすすめですし、関係者以外でバイク好きの方も一見の価値ありといえます。
というのも、女性の白バイ隊員がどれだけ高いバイク操縦技術を持っているかがよくわかるからです。
街中で見かけるような女性にしか見えない華奢な隊員が大きなバイクを乗り回している姿に、感動すら覚えてしまう人も出てくるかもしれません。
動画の見どころを解説
全編32分にわたる動画なので、見ごたえは十分あります。
その中でもおすすめなのは、長いストレートから急減速するエリアです。
広大なコースの中でもちょうど真ん中あたりに設けられているポイントなのですが、参加者によってどう乗り切るが違っているのは興味深いです。
例えば、急減速区間にギア1速のままで突っ込んでいく選手がいます。
このような走り方をする人は、レブリミッターにあたっても構わないと思っているのでしょう。
ある意味アグレッシブで攻撃的な走りといえます。
逆に余裕をもって減速して、急減速区間を出かかったときに早く2速に入れて、スムーズに加速していくことでタイムを稼ごうとするライダーも見られます。
また年度によって、このコースをどう攻略していくか傾向に違いがみられるところも見どころである理由の一つです。
この前の年では、多くの選手がABSを作動させるようなブレーキングを仕掛けてきました。
ところが2022年度の大会を見てみると、そのようなブレーキングを行う選手は少なかったといいます。
このような年度ごとの変化があるといわれると、他の年度では各選手どんな走りをしているのか気になってしまいます。
女性白バイ隊員は、CB1300Pという車種を乗りこなして競技会に参加しています。
彼女たちはこの車種の性能を最大限に引き出し、限界までもっていって走行している姿を堪能できます。