白くなったバイクの樹脂パーツを蘇らせよう

バイクに使われている樹脂パーツは、時間の経過とともに白っぽく粉拭いて色褪せ、古びた印象を与えます。
カウルやフェンダー、サイドカバー、エアクリーナボックス、泥除けなど、多くの外装パーツは樹脂パーツで構成されており、スクーターなどはほぼ外観は樹脂パーツでできています。
樹脂パーツが色褪せるのは、直射日光にさらされて紫外線を長時間浴びたり、走行中に細かい砂を浴び続けたり、砂がついた状態で擦ったりすることなどが原因です。

そんな樹脂パーツの色褪せを復活させ、黒々としたツヤと輝きを蘇らせてくれるアイテムが「樹脂光沢復活スプレー」です。
樹脂パーツを復活させる方法には、ケミカル用品やトーチで炙る方法、ワックス、研磨などがあります。
ここでは、簡単・便利な樹脂光沢復活スプレーの使用方法や効果について紹介します。

樹脂光沢復活スプレーの使い方

樹脂光沢復活スプレーの使い方はいたって簡単です。
まずは復活させたい樹脂パーツの表面の汚れを拭いて綺麗にしてから、スプレーを吹きかけ、後はウエスを使って馴染ませればいいだけです。
注意点としては、シミや色ムラになってしまう恐れがありますので、スプレーしてから放置したり、樹脂パーツが熱を持っているときは使用を避けましょう。
また、ツヤが出てスリップする可能性もあるため、タイヤへの使用はNGです。

樹脂パーツに傷がある場合

バイクで転倒したり、立ちごけなどしてしまうと、樹脂パーツに傷がついてしまうことがあります。
傷があるパーツを艶出しする場合には、樹脂光沢復活スプレーを使う前にまずパテで傷を修繕しておきましょう。
傷を残したまま艶出ししても、目立ちにくくなる程度で傷の印象は残ったままです。
せっかく見た目を良くするのであれば、傷も修復しておいた方がより綺麗に蘇らせることができます。

すすけた感を払拭！樹脂光沢復活スプレーの効果

樹脂光沢復活スプレーには、スプレーの皮膜効果で樹脂パーツをコーティングし、樹脂素材本来の色とツヤを復活させる効果があります。
プラスチックなどの合成樹脂素材が白化している場合、パーツの表面に小さな傷ができてしまっているため、スプレーをすることで傷に入り込んでならしてくれるイメージです。

特に昔のオフロードバイクは樹脂パーツが多く使われていることが多く、メーター周りなどもプラスチックパーツです。
そんな古いバイクのパーツでも、樹脂光沢復活スプレーを使うことで、黒さと輝きを取り戻し、煤けた感を一掃することができます。
艶出し効果はある程度持続しますが、環境や時間とともに効果が薄れてしまうため、定期的にメンテナンスをすることをおススメします。