生き物みたいな感じがしますよね。


機械の心

私が思うバイクの好きな所は、生き物みたいな感じがするって事です。
バイクって構造がシンプルですから調子の良く悪いが出やすい乗り物ですし、二輪ですから何か馬に乗ってるような感じもしますしね、そういう機械なのに生き物みたいな感じがするって言うのが好きな所だなって思います。
バイクの楽しみって沢山あると思うんですけど、私はバイクを相棒みたいな感じで楽しんでいましてね、何かこう機械なのに感情があるような、そういう生き物みたいな感じでバイクを楽しむのが好きだったりします。

キャブなんかをいじるとバイクの調子とかかなり違ってきますしね、メンテ次第でその走りってかなり皮って来ますし、バイクは乗り手の性格が良く出る乗り物ですからね、そういう機械なのに血が通っているような感じがする所が、バイク好きな人がバイク好きである所の大きな理由の一つでは無いかなって思います。

良く言われるじゃじゃ馬のようなね、だだっ子みたいなバイクほど可愛がられたりしますので、手が掛かる子程カワイイって言うか、そういう性質がバイクにはあるなって思います。
昔ね、カワサキから500ssマッハⅢって言うバイクがありましてね、このバイクとか今では伝説になるくらいの駄々っ子ぶりでして、まずまっすぐ走らないんですから、多分みなさん乗ったらびっくりすると思いますよ。

そんなまっすぐ走らないバイクとかあるはずないだろうって思われるかも知れませんが、ほんとにそうなんですから、500ssはエンジンは化け物なんですけど、その他がちょっとチープな作りの事が多くて、パワーに車体がついて行ってないような所がありましてね。

500ssの特徴

アクセルを回したらエンジンは最高に良く回るんですが、「あわわあわわわ」ってくらい変な動きで走ったりしましてね、油断したらウイリーしてこけたり、そんな人が続出したバイクでした。
でもその500ssは人気がありましてね、ほんとにクセが強いバイクだったんですけど、それをいかに乗りこなすかって言うのが面白くてですね、たくさんのバイクファンが500ssに夢中になってましたからね、昔ならではのバイクだったなって思います。

バイクってのは実にいろんな車種が発売されていますからね、その一台一台に個性があったりして、面白い乗り物だなって思います。
基本的にがっちりした自転車にエンジンを乗せた、くらいのシンプルな作りなんですけど、そういうシンプルな作りなのに、何でこんなに違いが出るのかなって、いやシンプルな作りだからこそ違いが出るのかなとか思います。

特にエンジン性能なんかは如実にその違いが出ますからね、バイクのエンジンってかなりの種類がありますからね、有名な所ではL型とかV型とかね、単気筒もあれば4気筒もありますし、それらのエンジンがむき出しでポコって乗せられてるんですから、バイクってのは面白い乗り物だなって思います。
バイクには一台一台個性がある、これは間違い無いですし、同じ車種でも乗り手によってそのバイクの性格も違ってきますから、バイクは生きている、そう言っても過言では無いんじゃないかなって私は思います。