バイクの楽しみ方は様々です。
免許を取って、バイクを買った後には、好きな人と高速道路をタンデムしながら旅行地へ観光に行くことも楽しみ方の一つですし、一人でオンロードバイクに乗って長距離をツーリングすることなんかもよいでしょう。
また、バイクに凝っている人の場合には、タイプの違うバイクを何台か所有して、通勤用のものとツーリング用のもの、スポーツ用のものなど用途に応じて使い分けたり、チューンナップを施したりするという楽しみ方もあります。
そんな中でも、スポーツに近い間隔で、休日にサーキットまで行ってフルスロットルで愛車を動かしてみたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
レーシング用のバイク
バイクには様々なスタイルがあり、それによって車体の形や車高、仕様などが異なります。
バイクメーカーもそれぞれの用途に合わせたモデルの発売をしており、レーシング向けのものは、全体的に足つきが良く、かつ空気抵抗を考えたカウルが前面を覆っているものがほとんどです。
もちろん、エンジンの排気量が上がればそれだけ、トルクや最大速度を上げるキャパシティができます。
このためスピードが出やすいバイクや加速性能が良いバイクは全体に高排気であるというイメージも一般的に根付いています。
しかし、実際にはバイクも車も排気量ではなく、どういう用途で活用するのかによって内部的な気候が大きく異なるため、一概に排気量がすべてだというわけではありません。
レーシング用のバイクは、あまりコーナーがないことが想定されており、また見晴らしが良い道路を考えて最適化がされているため、一般道路を走ることは勿論、峠などを走るのには適していません。
コースによっても、仕様を変えるのがプロのレーサーですから、本当に小さなカスタムの違いで記録が大きく変わってくるものなのです。
道なき道を攻めるオフロードレース
バイクは、世界大戦の折にも、陸上を高速移動する必要がある人や、不整地を伝令やスパイを目的に走破する際にバイクが用いられたという記録が残っています。
バイクは車に比べて、加速力が良く、ライディンテクニック次第では不整地も乗りこなすことができるため、重宝されたと考えられます。
現在では、オフロードを主戦場としたレースも開催されています。
オフロードレースは通常のレースとは違い基本的には舗装されていない道を大人数でどれだけ早く走破することができるかを競うものですので、オンロードレーシングと違い、より的確なライディングスキルと、タイトなセッティングが求められるものです。
代表的なオフロードレース
Hare Scrambleというレースは、オフロードレースの中でも過酷を極めることで知られており、2013年に開催された時には、500人の参加者のうち完走することができたのは、わずかに14名でした。
このレースは、砂地や沼地を次々に走破しなければならず、中には、ほとんど崖のような場所もあるため、出場者にはかなりの能力が必要とされます。
さらに、同時に500名が走るレースとだけあって、接触や転倒の危険性は非常に高いため、度胸を持っていなければ挑むことができないレースとなっています。
このようなオフロードレースの模様は、動画サイトや公式サイトで試合の内容を見ることもできるので、興味があれば検索してみるのもよいでしょう。