ハンドガードの形と用途


ハンドガードは主に3種類

バイクに取り付けるパーツの一種であるハンドガードは、ハンドル部分に取り付けます。
ハンドガードという名前の通りで、手を守るために取り付けるパーツです。

ハンドガードですが、モトクロス用と樹脂製、金属製の大きく3種類に分類できます。
この3種類ですが、それぞれ構造や使われている素材が異なります。
手を守ることは共通していますが、具体的に期待できる効果はそれぞれ異なります。
自分のバイクタイプや用途に最も適したパーツはどれかという視点で、購入するハンドガードを探しましょう。

それぞれに異なる機能を持っているハンドガード

モトクロスレースの場合、前方にいる車の跳ね上げた飛び石が手に当たることもあり得ます。
ですから、モトクロス用は飛び石から手を守るために取り付けるのが一般的です。

樹脂製のタイプについては、レバーホルダー近くで1点留めにしているものがほとんどです。
樹脂製なので、そこまで剛性は高くありませんから、転倒したときの保護機能はそこまで高くありません。
しかし、ライダーの手の動きをさほど邪魔しないというメリットがあります。

また樹脂製なので、ハンドガード3種類の中でも最も軽量に作られています。
モトクロス用バイクは軽量化された車種が多いので、ハンドガードを取り付けることによる重量増を最小限にとどめることもできます。

なお、純正パーツは樹脂製のものが多いのも特徴です。
ブッシュガードと呼ばれ、レバーホルダーとバーエンドの2点留めになっているのが特徴です。
走行風から手を保護したり、木の枝などでレバーが押されたりするのを防止するのが主な目的です。
走行風から手を保護するのには大きな効果があります。

風を受けた状態でツーリングを続けると、思ったよりも負担がかかります。
また、冬場など低温の中を走行していると、たとえグローブをしていても手がかじかんでしまうこともあるかもしれません。
そんなことを防ぐためにも、ハンドガードをつけるのはおすすめです。
転倒時の強度はモトクロス用と比較するとやや高いですが、けが防止における十分な機能はありません。

金属製のバーも2点留めのものがメインで、アルミ材などを使っています。
社外パーツとして、自分でカスタムする際に使われる場合が多いです。
金属製の骨組みによって作られているので、転倒した場合も手をしっかり保護してくれます。
オフロード走行時には安全性が高くお勧めです。

中には金属製のバーに樹脂製のディフレクターを装着する、といった使い方をしている方も多いです。
両者を組み合わせることで、オフロード走行時に手をより強力に保護することが可能で、これはオフロードバイクとの相性も抜群です。