250ccのメリット・デメリット


250ccクラスって何がいいの?

普通自動二輪免許では400cc未満(399cc)までのバイクに乗ることが出来ますが、250ccという排気量のバイクは400ccクラスのバイクよりも需要があり、車両バリエーションも豊富です。
なぜ、250ccクラスの需要が高いのか、様々な観点から考察していきたいと思います。

メリットだらけの250cc

バイク購入を考えている人が最初に考えるのはバイクの本体価格と維持費です。
その点で250ccクラスのバイクにはメリットが多く、多くのライダーの選択肢に入ってきます。
では、どんなメリットがあるのかご紹介していきましょう。

・車体が小柄で初心者でも扱いやすい
比較的コンパクトで軽量な車両が多いため、ビギナーや女性でも簡単に扱える車両が多く、安心感があります。

・豊富なバリエーションと価格
近年の250ccクラスは国内だけでなく全世界で需要の高まっているクラスで各メーカーが様々なバイクを開発しているので車両のバリエーションが豊富です。
また、リッタークラスのバイクと比べて新車、中古価格ともに安いため金銭的に余裕のない方でも購入しやすいというメリットがあります。

・車検の必要がない
一番のメリットは車検の必要性が無いということです。
車検はショップにお願いするだけでも5万〜10万円の費用がかかり、とても高額です。
個人で行うユーザー車検であっても費用は抑えられるものの、それに伴った整備や手間などを考えるとコスパは悪くなります。
その点、車検の必要がない250ccは維持費の低減としては最良の選択となります。

・高速道路を走行できる
高速道路を利用できない原付2種の欠点を補うかのように250ccは高速道路を走行することが可能になっています。
そのため、長距離のツーリングも楽々こなせてしまうフレキシブルさを兼ね備えています。

250ccのデメリット

・任意保険への加入義務
原付2種であれば、車用のファミリーバイク特約などを利用することで、任意保険を安くすることが出来ますが、250ccクラスは通常の任意保険に加入する必要があるので、基本的な保険料はリッタークラスと変わりません。

・自己管理のメンテナンス
車検がないため、定期的なメンテナンスを行う必要がない反面、消耗品や劣化部品の交換判断は自己判断となるため、しっかりとメンテナンス周期を確認しておく必要があります。
250ccクラスはメンテナンスを全く行っていないために、ボロボロになっている車両や劣化のひどい中古車が目立つといったデメリットもあります。

250ccを購入する注意点

250ccのバイクはメリットが多く、バイクに乗りたい方なら最初にチョイスするクラスとしてとてもお勧めです。
しかし、自己管理メンテナンスの必要性や中古車市場は劣化のひどい車両が多いなどの問題があるので、新車購入するならメンテナンスを見据えたスケジュールを立て、中古車を購入するなら整備の行き届いた車両を探すようにしましょう。
安いからといって購入に踏み切るのはとても危険です。