バイク用ジーンズのメリット


ライダーをしっかり守る優れた耐久性

バイク用アイテムには、ジャケットやグローブ、ブーツやアウターなど色々な種類がありますが、一般的な服との違いを意識したことはありますか?
中でもバイク用ジーンズは一見普通のジーンズと変わりがないため、「何が違うの?」と不思議に思っている方もおられるでしょう。

普通のジーンズとバイク用では、その役割から決定的に違うポイントがあります。
それは、バイクで転倒したときにも体(下半身)をしっかり守る優れた耐久性です。
メーカーや種類によって使われる素材は様々ですが、ライディングパンツのPMJを例にすると、裏地のメッシュ素材にトワロンが使われています。
このトワロンは、なんと防弾チョッキにも用いられていますので、転倒して擦れたとしてもジーンズが破れない設計です。

普通のジーンズなら擦れて1秒弱で貫通するのに対し、トワロン素材のジーンズなら8秒もかかります。
ライダーは車と違って走行中体がむき出しになっていますので、このような優れた性能を持つバイク用ウエアを揃える必要があるのです。

プロテクターが入れられる安全設計

また、バイク用ジーンズには、膝やヒップにプロテクターが入れられるように内側にポケットが取り付けられているものがあります。
プロテクターは出し入れできますので、不要なときは取り出したり、位置調節も可能です。
プロテクターを装着するとなると大掛かりに感じるかもしれませんが、あるとないとでは体へのダメージが大きく異なります。
日常使いには外しておいて、遠距離ツーリングに行くときだけ装着するなど使い分けできますので1つあると便利です。

バイクに乗りやすいよう計算された快適設計

真っ直ぐ立って歩く体勢と、バイクに跨って走行する体勢は大きく異なります。
さらに、バイクのタイプや大きさによっても体勢は変わってきますので、普通のジーンズではときに生地が引っ張られることもあります。
バイク用のジーンズは、最初からバイクに跨った体勢をイメージして設計されていますので、バイクに乗りやすい快適設計です。
そのため、跨るときや膝を曲げるときの突っ張った感じやどちらかに引っ張られるような感覚になりにくく、安全走行ができるように考えられています。

もちろん、普通のジーンズでもバイクに乗ることはできますが、「バイク用」とあるものはバイクを安全かつ快適に乗ることができるようデザインされています。
特に長距離運転になるとその差が出ますので、ツーリング用にいくつか揃えておくことをおススメします。
以前はいかにもライダーといったデザインが多かったですが、近年普段履きできるようなカジュアルなものも増えていますのでぜひ活用してください。